《ちょっと癖のある白》2018 ヴェルナッチャ ディ オリスターノ〔アッティリオ　コンティニ〕

ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノのワインは、発酵の段階で産膜酵母が発生することが大きな特徴！ワインの熟成は樽いっぱいにワインを詰めて行われるのだが、ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノでの樽熟成は、わざと空気が入る隙間を開けて熟成されている。
こうして熟成を行うと、空気と触れている部分に白い澱のような膜ができる。この白い膜が産膜酵母だ。
ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノの製法の違いは色や味にもそのまま表れており、白ワインにしてはかなり色が濃く、オレンジ色に近い。味も白ワインというより蒸留酒に近い独特の味がある。

2018　ヴェルナッチャ　ディ　オリスターノ
Vernaccia di Oristano

白
【 産地】 イタリア　サルデーニャ州
【ｶﾃｺﾞﾘｰ】　 DOC Vernaccia di Oristano
【品種】 ヴェルナッチャ１００％
【マロラクティック発酵】約30日間（一部分）
【熟成方法】 ステンレス・セメントタンクで約6ヶ月、オーク材・クリの木で作った木樽で10年（Vernacciaに存在する酵母フロールが液面に膜をつくり、余分な細菌や酸化から守る働きがある。熟成期間5年：容量200～1700L（2～3年おきに大樽から小さい樽に移していく）
【瓶内熟成】 最低2ヶ月
【アルコール度数】 15%
【サービス温度】 10～16℃でお召し上がりください　※8℃(食前酒として）
【アビナメント】 良く冷やして食前酒（8℃でお召し上がりください）や、オリスターノ産のボッタルガを使った前菜。アーモンドやフルーツを使ったデザート（ムース類ではなくケーキ、クッキー類）。おせち料理やからすみ、アンチョビを使ったパスタなどにも合う
【色・香り】琥珀色の反射のある黄金色。純粋な強い広々とした、アーモンドの花の香り。
【味わい】味わいはすっきりと辛口な味わいで、心地よい酸味が広がります。やわらかなビロードのような口触り。
Vernaccua di Oristanoは1971年にサルデーニャで最初にDOCを取得したワインである。
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